タグアーカイブ: インフルエンザ

間質性肺炎

17.11.25

間質性肺炎について

間質性肺炎とは

間質性肺炎とは、肺を支える間質に炎症や線維化が起こる病気です。

肺は肺胞というブドウの房状の小さな袋がたくさん集まってできています。ブドウの房(肺胞)同士の間を「間質(かんしつ)」といいます。

間質から始まった炎症は、肺胞の壁などにも広がり、壁が厚く硬くなり、酸素を取り込みにくくなります。

間質性肺炎の原因

間質性肺炎の原因は様々です。原因が特定できないものも多く存在し、それらを特発性(とくはつせい)間質性肺炎と言います。

図:間質性肺炎の分類

間質性肺炎の症状

初期には無症状のことが多く、病状がある程度進行してくると動いた時の息切れやせきなどを自覚します。
進行は緩やかなものもありますが、急速に進行するものもあります。

間質性肺炎の診断

問診、身体診察に加えて、胸部エックス線や胸部CT、呼吸機能検査、血液検査、動脈血ガス分析などを行います。胸部CT画像により画像のパターンを分類します。

気管支鏡検査により肺胞の洗浄検査等を行うことや、胸腔鏡下に1cm程度の病変部を外科的に切除・採取し、検査することもあります。

間質性肺炎の治療

原因が明らかであれば、まずは原因を取り除き、原因に曝露しないようにします。
原因を除去できないときや病状が進行してしまうときは、ステロイド剤や免疫抑制剤などを使用することもあります。

病状が進行すると呼吸不全となり酸素吸入が必要になることもあります。
特発性間質肺炎の特定のタイプでは、抗線維化薬により病気の進行を緩やかにできる場合もあります。

特発性間質性肺炎は国の難病(特定疾患)に指定されています。

生活上の注意

風邪などをきっかけに急激に病状が悪化することがあります。
このようなことを防ぐために、日常の手洗いなど徹底するとともに、肺炎球菌やインフルエンザのワクチンを受けておくことが推奨されます。

喫煙は肺がんなど重篤な合併症のリスクも高めますし、間質性肺炎の悪化予防のためにも禁煙が必要です。

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急性気管支炎

17.10.20

急性気管支炎について

急性気管支炎の概念・原因

急性気管支炎は気管支粘膜における急性炎症であり、多くは、かぜ症候群での上気道の炎症が連続する気管・気管支へ波及することで発症します。

原因微生物としては、かぜ症候群と同様にウイルスによるものが多いといわれています。ライノウイルス、コロナウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、ヒトメタモニューモウイルスなどです。

また、百日咳、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジアなどが原因になる場合もあります。基礎に慢性呼吸器疾患がある場合や、全身的に免疫的抵抗力の低下がある方などは、ウイルス感染に引き続いて、二次性の細菌感染が起こる場合もあります。

急性気管支炎の症状

主な症状としてはせき、たん(膿性のこともあり)があげられます。発熱、食欲不振、全身倦怠感といった全身症状を伴うことや前胸部不快感を伴うこともあります。

マイコプラズマや百日咳が原因の時は、強い咳が数週間以上持続することがあります。

急性気管支炎の診断

主にせき、たんといった臨床症状から診断します。

体温38℃以上、脈拍100 回/分以上、呼吸数24 回/分以上及び胸部聴診所見の異常をみとめるときなどは、肺炎の合併を鑑別する必要があるため、胸部レントゲンもしくは胸部CTを施行する必要性があります。

また2-3週間以上咳が長引くときは、結核を除外する必要性があるので胸部レントゲンは必要と考えます。長引く咳の原因として百日咳があります。

百日咳は、特異的な臨床症状はないことから、臨床症状のみで診断することは困難とされますが、咳の後の嘔吐や吸気時の笛声(inspiratory whoop)があれば百日咳の可能性が若干高くなるといわれています。

急性気管支炎の治療

ウイルス感染が主な原因であり、咳を主体とした症状は通常は自然に改善します。

そのため、基礎疾患や合併症がない急性気管支炎に対しては通常は抗菌薬の投与は不要であり、安静、水分栄養補給などの対症療法が中心になります。

咳が強いときは、鎮咳剤、痰が多いときは去痰剤などを使用します。

細菌感染が疑われた場合、百日咳などは適宜、抗菌薬を使用します。

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風邪

17.05.23

風邪について

風邪とは

「風邪」とは、正式には「かぜ症候群」と呼ばれるもので、「上気道炎」のことを指します。
ウィルスや細菌が鼻、咽頭、喉頭といった気道の上の方の臓器に感染する病気です。
なお、最近では下気道(気管、気管支、肺)にまで広がるものを総称することもあります(参照:日本呼吸器学会)。

風邪の症状

初期症状

鼻やのどの不快感などの呼吸器症状からはじまります。

鼻の粘膜で炎症が起きると、くしゃみや鼻水、鼻づまりの症状が現れ、のどの粘膜で炎症が起きると、せきやたん、のどの痛みの症状が現れます。

症状が進行すると

発熱や寒気、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状に至ることもあります。

但し、その症状は、誰もが同じように現れるのではなく、個人の体力や体調などによって変化します。

また、インフルエンザも風邪症候群の一つといわれますが、急な高熱や関節痛、筋肉痛などの全身症状を伴い、風邪とは異なった特徴があります。

風邪の検査

「かぜは万病のもと」と言われますが、抵抗力が弱っていると、ウイルスや細菌が侵入・増殖しやすく、肺炎など重い合併症を併発することもあります。

・必要な治療は何か
・当院での治療の進め方の説明
・検査時の注意など

の説明から来院に繋ぐ説明。

現在のところ、風邪に特効薬はありません。

処方する薬は鼻水や咽頭痛などの各症状を抑えて風邪を治すサポートをするもので、治すものではありません。

結局、病気を治すのは自分の体であり、休養・睡眠・栄養をとる事が一番なのです。

しかし辛い症状を我慢する必要はありません。
お薬の力を借りて症状を緩和させる事で体を休めましょう。

まずはご相談ください。
少しでも早く通常の生活が送れるようお手伝いいたします。

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