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非結核性抗酸菌症

17.11.30

非結核性抗酸菌症について

非結核性抗酸菌症とは

非結核性肺抗酸菌症は結核菌とらい菌以外の抗酸菌による感染症です。
現在100菌種以上発見されており、国内では20種類を超える菌種が報告されています。

日本の非結核性抗酸菌症の8割以上がマック菌(MAC:Mycobacterium-avium complex)、1割がカンザシ菌という菌であり、残りがその他の菌で占められています。非結核性抗酸菌は土や水などの環境中に存在する菌で、結核菌とは異なり人から人には感染しません。中高年の女性に多い傾向があります。

数年から10年以上かけて、ゆっくりと進行することが多く、普通の免疫状態であれば、結核のように急速に進行することは少ないです。

非結核性抗酸菌症の症状

初期は無症状のことが多く、進行するとせき、たん、血たん、息切れ、発熱、体重減少などが出現してきます。

非結核性抗酸菌症の診断

胸部レントゲンや胸部CTで肺に異常がないかを調べます。
また、たんの中に菌が含まれていないか、遺伝子検査(PCR)、菌の培養などを行い調べます。

培養は、結果が出るまでに1か月以上かかることもあります。
この菌は環境中に存在するので、たんで2回以上、気管支内視鏡検査で1回以上菌を確認する必要があります。

非結核性抗酸菌症の治療

非結核性肺抗酸菌症のうちマック菌が原因と診断されて、症状や肺の所見が悪化してくる場合には、年齢、体力、副作用などを考慮し、治療を検討します。

薬は抗結核薬を含めた3-4種類の薬を用います。治療期間は長く、薬の効きにくい方もいます。このため高齢者などでは、対症療法のみを行う場合もあります。
抗結核薬による治療を行っても、菌が完全に消えないことが多くあります。

治療終了後も再発しないか定期的に画像検査を行う必要があります。
再発したときは、治療を再開します。
一方、カンザシ菌と診断されたら場合は肺結核と同様の治療を行い、効果が期待できます。

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